2012年10月23日火曜日

テラス



5年前に自分が造った分解できるウッドデッキです。

良質な硬い材料(イペ)を使用して、お客様のメンテナンスも良く、年月が経っても良い状態でした。
やっぱいいものはいいですね。

今回はこのデッキにあった屋根を造る工事を頼まれました。ありがとうございます。

自分の好きなように、造れる仕事は本当に楽しく、やりがいがあります。


まずは柱の根元の基礎工事
ちょっとぐらいのコンクリート工事は自分でやります。


材料選び、すみつけ、刻み


仕事場で塗装。
完全に乾かしもう一度重ね塗り。


組立



ホゾは長ホゾ込み栓、くさびでガッチリ固めます。


骨組み完成

物干し掛けも手造りでつけました。


屋根材 ポリカーボネイトの波板(安くて丈夫)を貼り。樋をつけて

完成



建物にあとずけは雨漏りの原因になりますので、取り付け部分はすごく慎重に施工します。




デッキ + テラス すごくいいですよね。


クリアーエンボスの屋根なので部屋も暗くならず、雨をふせげて、工夫すれば、
真夏は日よけにもなります。

部屋の床(掃き出し部分)や、デッキ部分の耐久性もよくなり、洗濯物も急な雨でも安心ですよね。

また、洗濯の動線がかなりよくなります。

洗濯はほぼ毎日ですし、子供が増えれば、量もすごいですからね。


一石三鳥だ!



2012年8月30日木曜日

hirozushi



既存の塀を撤去、施工前
外、雨に当たる場所では、なるべく金物を使わない方が木が傷めにくいです。
柱の長ホゾを納めながら貫も入れてきます。
柱を納めたら込み栓を打ち固定します。
木と木はとても合性がよく、木を傷めず、強度もあります。
バランス、色、高さ、デザイン、強度、素材、予算
すべて考えて造ります
この塀の高さは道路から歩いて、お店の中が少しだけ、見える高さです。ちょっと、いやらしい高さですね。でもそこがいいんですよ。。。
右側のタイルの黒、素材が違っても色を統一することで、まとまり、大きく見えます。

2012年7月4日水曜日

トイレ

before
S邸 トイレリフォーム

お客様の希望

・和風のイメージを洋風にする。

・少しでも広く使いたい(バリアフリー)

・エコ にしたい 
                                                                                 
・掃除をしやすく                             
   以上の希望をもとに、お客様と一緒に考えながら工事をすすめていきました。


柱などの木部を黒ではなく、ダークブラウン(洋風)で塗装 床を木目調のタイルにして、照明を赤い縁にして、お客様の手づくりのステンドグラスと合わせました。
タンクレストイレにしたので、少し広くなりました。

昔のトイレは大、小 構わず一回流すのに13ℓ水を使います。今のタンクレストイレは、大4.8ℓ 小4.0ℓ ekoボタン3.8ℓの調整が出来ます。
なので、一年間で浴槽(180リットル) 288杯節水出来る計算です。
10年間で2,880杯 

1、000年間で288、000杯............って 1、000年も   曾孫の曾 曾 曾 ・・・・・・・・・・孫ぐらいかな?(笑)

でも すごいエコです。

チリもたまれば山となる。 だね






2012年6月13日水曜日

図面

海老岡建築工房では、図面も自分たちで考えます。まず、お客様の要望を聞き、その土地に合った間取りを考えます。家族構成・趣味・・・道路から家に入るアプローチの仕方・部屋に対しての陽の当たり方・・・考える事がたくさんあります。

大変・・・いいえ、ワクワクです。みんなで話し合って決めた間取りが1軒の家になるんだから。

2012年6月9日土曜日

骨組み

木の下町の家の桁(屋根の根元)の外に出る部分です。
建ててからでは塗れない部分も建てる前に塗れば
塗れるし養生の手間も省けコスト削減になります。
また、塗装もしやすいので、塗装代も安くすみます。
塗って乾かし、塗って乾かしを3回繰り返します。
そうすることで、塗装が長持ちします。
建ててからなるべく、メンテナンスがかからない様に考えて造っております。

某ハウスメーカーなどは建てた後、定期的に塗り替えなどの営業が来て当社で塗らないと保障が利かないと言われるパターンがかなりあります。
お客さんも素人なので、言いなりなってしまうのです。
完全に商人ですよね。計算ずくなんです。
お客さんはまだ住宅ローンが残っているのに塗り替えで、また出費しなければならない。会社はそこまで考えてないんですよね。
海老岡建築工房では商人ではなく、お客様のことを第一に一緒になって考えて造る職人を目指しております。

2012年5月29日火曜日

和室


こちらは、1階の和室です。

ちょっとしたお客様や、ご両親が遊びに来た時にくつろいでもらえるように、造りました。

将来、同居する事も考え、仏壇の大きさ、TVを置く場所も考えてあります。風通しのことを考え、小さい窓ですが、つけました。窓を開けた時の、外からの視線が気にならないように、格子が付いています。

襖は、シンプルにしたかったので、無地のものを選びました。

2012年5月23日水曜日

本棚



ここは、2階の書斎です。

北側の安定した光が入るが所にあります。4畳ほど部屋に、L型のパソコンの机と、沢山の本や雑誌・アルバムなどが入る寸法を考え、本棚を設置しました。

壁に作り付けなので倒れてくる心配はありません。でも、沢山の本がもし地震で落ちてきては困るので、落下防止の木を渡してあります。本を取る時には、簡単にはずせるようにしてあります。

私の事務所もそうですが、L型の机は、パソコンを使っての調べものをする時にとても使い勝手がいいです。机の上をすっきりさせる為に、コードを通す穴もあけてあります。





2012年5月19日土曜日

リビング



この写真は、先日の写真の反対側になります。

壁に作り付けのTV台を作りました。
ここで、1番悩んだのは、窓の大きさと位置です。大きいと、明かりが取れていいのですが、人の視線が気になる、小さいと暗くなってしまう・・・TVの大きさも考え、この位置にしました。

1軒の家を建てると言うことは、本当に大変な事。それぞれ、土地の条件、家族構成、2つと同じ家はないのです。いっぱい悩んで、考える事が当たり前。悩んで迷って、それが形になっていく楽しみを施主さんと、楽しみながら家づくりをしていきたいと、海老岡建築工房は、考えています。






2012年5月17日木曜日

ダイニング


1階のダイニングです。

床は、杉で温かみが感じられます。天井にも杉を貼ってあります。全体では、くどくなってしまうため、バランスを考え1部分としました。

奥にある机では、子供さんのお勉強を、お料理しているお母さんに見てもらえるように作りました。窓の下には、大工さんお手製の照明がついています。



2012年5月10日木曜日

狭いけど・・・




ここは、ほんの2畳分ぐらいの広さしかありませんが、子供ってこういう狭いところが好きなようです。

本やおもちゃをしまっておく棚も、もちろん大工さん手作りです。









こちらは、棚の反対側。

壁の1部をコルクにして、子供たちが書いた絵を飾るスペースになっています。


2012年5月8日火曜日

ゆとり


これから、3年前に完成した木の下町の家を載せていきたいと思います。

この写真は、一番お気に入りの場所、2階のホールです。

子供たちのお気に入りの場所。手前に見える、ひもはブランコです。室内のブランコ、とっても気持ちがいいものです。大人も思わず、座りたくなってしまいます。
  
慌ただしい日々の中で、こういうゆとりの空間が心のゆとりにつながっていくと思っています。

2012年3月14日水曜日

シンボル…



こちらは、この現場見学会の為に購入したグリーンの一つです。

部屋に緑があると、部屋の雰囲気がグーンと明るくなります。無垢の床との相性もとてもいいです。

施主さんに気に入ってもらえたので、プレゼントさせて頂きました。この家で,すくすく大きく育っていってほしいです。


グリーンの後ろに見えるカーテン。ボラスのデザインです。お値段は、ちょっと高めですが、カーテンがつくのは、1階では、この部屋のここだけ。施主さんのこだわりが感じられます。こだわるとこには、多少お金をかけるのもいいかもしれません。

柄ものですが、色がシンプルなので、この部屋にとても映えます。

木と同様、この家のシンボルマークの一つであってほしと思います。





2012年3月10日土曜日

玄関 引き戸


玄関を外から見たところです。

玄関の扉も1本引き戸です。
壁の外側に戸が来るので自由につけることが出来ます。
いわゆるアウトセットタイプというやつです。

戸の右側が耐力壁(筋交い)のときも有効利用できます。

非常に便利で、利便性もいい最新の玄関サッシです。

海老岡建築工房はいいものは、新しくても 古くても分け隔て
なく取り入れます。

玄関の上は透明のガラスをはめこみました、外と中のつながりが出来て狭い空間も広く感じることができます。
また あかりが外にもれて温かみもでますよね。

ちょっとの工夫です。

2012年3月9日金曜日

外廻り


今日はちょっと 外廻りの紹介です。

大工さん手作りの自転車置き場です。

意外とどの家庭でも自転車はありますよね。

最初から自転車の置く場所を考えておけばいいのです。

案外どの建築会社も後で カーポートのちょっと小さめのやつをとってつけたようにつけてますよね。

でも最初に家と合わせて造れば家もどっしり見え 一体感もありますよね。しかも意外とローコストなんですよ。
ついでに 物干し掛けも合わせれば違和感なく納まります。
ちょっとしたことなんです。

ちょっとしたことの積み重ねが出来るか出来ないかが家造りにはとても大事なことだと 私は思います。



2012年3月8日木曜日

集中



リビング

中央の壁面です。

中央にスイッチ インターホンカメラを集中させました。

時計の位置も最初から決めておけばバランスがいいですし、下地も入れれます。

リビングには必ず時計はつけますもんね。

スイッチ、インターホン、時計 揃えると意外と
かっこイイじゃん。

2012年3月6日火曜日

タイル・・・その2






1階の洗面所です。

既製品の洗面台の洗面器の部分を使いました。蛇口が、斜めについているので水がたまらず、お掃除が楽になっています。

広めのボウルで赤ちゃんも洗えるようです。もうすぐ、出産を控えているおうちなので、さっそく使っていただけると思います。

窓は、高めの位置につけました。

高窓は上下の通風の効果があり湿気がこもりやすい洗面所にはぴったり。
また高い位置に窓を付けると採光率が上がります、またプライバシーを守りつつ、鏡、洗剤の置く棚なども付けられます。得意の一石三鳥ですよね。




また多少の雨なら開けっ放しでも雨が入ってきません。洗面所や浴室は常に換気しておかないとカビが発生しやすくなります。
特に雨の多い梅雨どきに窓は開けておきたいですよね。

海老岡建築工房ではなるべく雨の日に窓を開けられるように
軒の出、霧よけ、上げ下げ窓、ルーバー窓、などを使い工夫しております。

だって日本は雨の多い国ですもの。


照明、タオルハンガー、鏡などは、雑貨のカタログやインターネットでお気に入りのものを自分とお客さんと
一緒に楽しみながら選んでもらいます。
仕上がりで付いた時はお客さんと一緒に盛り上がります(笑)


2012年3月5日月曜日

50枚・・・




先日行った現場見学会では、こういったプレートを読みながら家の中を見てもらいます。

言葉を考えているうちにプレートは増え、50枚はあったと思います…数えてはいませんが・・・
多すぎかなとも思いましたが、それだけ来て下さった人に伝えたいことがたくさんあり、減らすことはしませんでした。





2012年3月3日土曜日

動線・・・その2


キッチンの横には、階段下を利用した食品庫兼、主婦の書斎があります。

広さは約2畳ですが、食器はもちろん乾物などの食材を収納できる棚があります。

ごちゃごちゃしたものは、ここに隠してしまえば、キッチンはいつでも片付きます。








そして、主婦にはうれしいちょっとした机があります。ここにはパソコンを置いてお料理を調べたり、家計簿をつけたり・・・キッチンのすぐ隣にあるので、すごく便利。うらやましい限りです。

通風、採光を考え、窓をつけました。狭い空間の中ですが、自然の光があることにより、圧迫感を感じることがなく、気持ちがいい空間になりました。


2012年3月2日金曜日

動線・・・その1

玄関の土間です。

ここの家の玄関には、リビングに入る入口が2か所あります、
普段の家族の生活では、奥の入り口から出入りします。
コート掛けやポスト、靴入れ、傘入れ、かばん など色々な物をリビングに入る前に収納できる動線をつくりました。

手前の入り口は常に靴はなくすっきりしています。玄関は家の顔ですもんね。

土間の素材は洗い出しと言う 昔からある施工法です。
いくら時代が変化してもいいものは残るし、 新鮮ですね。

通常より石の大きさを少し大きくして、石の色も白やベージュ系の色を多めに入れることにより、和のイメージをくずして少し
洋風にして見ました。


和洋折衷、 臨機応変 けっこう好きな言葉です。

2012年2月29日水曜日

収納・・・その1




二階には、約6畳の細長いウォ-キングクローゼットがあります。

夫婦の衣類はもちろん、大型でかさばる物もしまえます。




中段は、30センチの収納ケースが3段入る高さにしました。収納ケースの高さを揃える事により、衣替えの時に引き出しを入れ替えるだけで、簡単にできます。

また、通気をよくする為に、中段をすのこ状にしました。
最初からすのこにしておけば、一石二鳥ですよね。

結構、いいアイデアというのは、一石三鳥ぐらいなっちゃうもんですよね。

2012年2月28日火曜日

タイル・・・その1





この家には、4か所にそれぞれ違ったタイルを使用しています。

1枚目は、キッチン。奥様が、雑誌をみて選びました。2種類のタイルを交互に貼っています。大きめのタイルなので、お掃除しやすいかとおもいます。














こちらは、2階の洗面所。


ここでは歯を磨いたり、手を洗ったりするだけの予定なので、 小さめのタイルを使用しました。


2012年2月27日月曜日

こだわり・・・その1

この家には、玄関を含め17の出入り口があります そのすべてを引き戸にしました。

引き戸は空間を微妙に調節ができ、開け閉めも動線に無駄がなく、開けっ放しでも邪魔にならない、また単純な構造なので、こわれにくく、こわれても簡単に直せます。

引き戸はすばらしいと思います。
日本の文化です。

海老岡建築工房ではランニングコストも考えながら、なるべく引き戸を使うよう設計をしております。

2012年2月25日土曜日

すっきりと・・・





こちらは大工さん手作りのTV台。
壁の中にすっきり収めました。

小さい子供にいたずらされないよう、DVDデッキなどの電化製品は、上の段へ置けるようにしました。
立ちながらDVD入れ替える方が本当は楽ですよね。


左上の格子の所には、エアコンを収納する事ができます。



TV台の高さは、70センチ 本当はこのぐらいの高さがベストだと思います。
下の収納能力も増えるし、キッチンで仕事しながらも見やすいし、一石二鳥ですよね。
配線なども 壁の中にダクトを最初から埋め込み、コンセントは下の収納の中に収めています。
意外とコンセント廻りがごちゃごちゃしてしまうんですよね。そんな所は隠してしまいましょう。見て見ぬふりです。

電話、無線LAN、本、地図、おもちゃ、ラジオ、DVD、カメラ、など  最初から何を収納するのかお客さんと一緒に考えながら設計して、作ります 
なので出来た時は、お客さんも私もテンション上がっちゃいます(笑)

狭い空間を有効利用するポイントは縦の空間を上手に使うことですよね。

2012年2月24日金曜日

好きな・・・



これからしばらくは、先日行った見学会のS邸をUPしたいと思います。


ここから見る部屋が一番好きだと、奥様がおしゃっていました。リビングから、キッチンを見たところです。